詩吟教室のコロナ対策は?インターネットで発表会

2021.02.05

詩吟教室のコロナ対策

現在、昨年より続く新型コロナウイルスの影響で、休みを余儀なくされている詩吟教室も多いと思います。特に大声を出す詩吟は、カラオケ同様、気をつけなければなりません。

とは言え、ただでさえストレスが溜まる生活の中、人にも会えず、会話も減り、声を出さないでは、ますますまいってしまいます。

そこで当詩吟教室では、マスク着用でのレッスンを厳守し、三密にならないよう対策をしながらレッスンを行っています。また、zoomによるオンラインレッスンも活用しています。

大会、発表会の中止

詩吟の大きな楽しみである大会や発表会も、コロナの影響で中止を余儀なくされました。

大声を出し、多人数が集まり、高齢者の多い詩吟は、ワクチン接種が始まらない限り、なかなか再開が難しい状況です。

発表会はみんなが顔を合わせることができる貴重な時間です。生徒さんたちからも、発表会がなくて寂しいという声が上がっていました。

インターネット上での発表会

どうしたものかと考えたところ、インターネット上で「クラウド発表会」を行うことになりました。

グループレッスンやマンツーマンの方の発表をそれぞれ動画撮影し、インターネットのクラウド上にアップして、共有するというものです。

「GooglePhoto」というサービスで共有スペースを作成し、そこに撮影した動画をアップロードします。すると、それぞれの動画を「見る人が自由に好きなときにスマホやパソコンから見ることができる」という形になります。

そうと決まってからは、撮影日を設定し、それに向けて稽古に励みました。

そして本番。いつものようにオーディエンスがいるわけではありませんが、久々の本番ということで、皆さん緊張感をもって、とてもいい詩吟の発表をされていました。

動画撮影が初めてだった方も多く、ご自身の吟じている姿を見て「もっとうまくやれたのに!」「来年はもっとがんばるぞ!」とやる気が湧いたようです。

大声で元気になる

改めて思ったのが、「緊張感を持って大声を出すと、皆さんとてもイキイキする」ということです。大きな声を出して詩吟を吟じるのは、大変気持ちが良く、心がすーっと晴れ渡る感じがします。

このような状況だからこそ、あえて声を出すことで、皆さんが元気になれれば嬉しいです。