【試聴】入学祝いで吟じたい詩吟「勧学」
2021.03.26
入学祝いで吟じたい、励ます詩吟「勧学」をご紹介します。
「勧学」陶潜
盛年(せいねん) 重ねて来(き)たらず
一日(いちじつ) 再び晨(あした)なり難し
時に及(およ)んで 当(まさ)に勉励(べんれい)すべし
歳月(さいげつ)は 人を待たず
一日(いちじつ) 再び晨(あした)なり難し
時に及(およ)んで 当(まさ)に勉励(べんれい)すべし
歳月(さいげつ)は 人を待たず
意味
若い血気盛んな時代は、一生のうち二度とは来ない。それはちょうど一日のうちに朝が二度来ないのと同じようなもので、勉強すべき時代には大いに勉強しなくてはいけない。時は待っていてくれないのである。
「勧学」について
作者の陶潜(とうせん)は、中国の南北朝時代の文学者で、陶淵明(365〜427)のことです。
最後の「歳月は人を待たず」は有名ですね。
教室の生徒さん(30代女性)が、大学の入学祝いの家族との食事会で、おばあちゃんがこの「勧学」をお祝いで吟じてくれたそうです。
入学祝いや入社祝いに「これから勉強大いにがんばって!」と励ます気持ちを込めて、吟じてみてはいかがでしょうか。