【試聴】結婚式で吟じたい詩吟「結婚祝いの歌」
2020.12.10
結婚式で詩吟を吟じると、幅広い世代に喜ばれます。そんな結婚式で吟じたい「結婚祝いの歌」をご紹介します。
「結婚祝ひの歌」小田観螢
天(あま)の戸(と)の
真澄(ますみ)にならぶ
二つ星(ぼし)
百千(ももち)の世まで
添(そ)いてゆくらむ
真澄(ますみ)にならぶ
二つ星(ぼし)
百千(ももち)の世まで
添(そ)いてゆくらむ
意味
広い広い大空の、最も清らかなところに並んで輝く二つの星。その星と同じようにこの二人も、百年、千年、百千の世まで、末永く寄り添ってゆくでしょう。
「結婚祝ひの歌」について
大正・明治時代の歌人、小田観螢(かんけい・1886-1973)の作品です。
私は結婚式で詩吟を頼まれると、詩の意味を添えて、これを吟じることにしています。
生徒さんでも、「結婚式で詩吟を頼まれました」と言って、この詩を集中的に稽古された方が何名かいらっしゃいました。ある方は、結婚式の出席者の中にいた音楽家の方に「よかったです」と声をかけられたそうです。
機会があれば、ぜひ吟じてみて下さい。